猫の宮

ガルダ

2010年03月15日 21:38

犬の宮から十数メートルの場所に今度はこれまた珍しい猫の宮です

珍しいものが近い場所にあるのはさらに珍しいんだそうです

猫はネズミを食べるので養蚕が盛んだったこともあり養蚕の神として信仰があつかったんだそうです

その一方で猫などのペットの神としても知られていてペットの健康祈願や供養に訪れる人も多いです

こちらも伝説がありますー犬の宮より70年後の話です〜



『延歴年間(781年〜805年)高安村に代々庄屋で信心深い庄右衛門とおみね夫婦が住んでいた。2人には子供がなく、猫を心からか可愛がっていたが、なぜか次々と病死してしまう。
今度こそ丈夫な猫が授かるように祈っていた。
ある夜、同じ夢枕に観音菩薩が現れ「猫を授けるから大事に育てよ。」とのお告げがあり、翌朝庭に三毛猫が現れ、夫婦は大いに喜び、玉と名付けそれはそれは子供のように大切に育てていた。
 玉も夫婦にますますなつき、そして村中のネズミをとるのでたいそう可愛がられていた。

 玉は不思議なことに、おみねの行くところどこへでも付いていった。
寝起きはもちろんの事、特に便所へいくと、天井をにらみ今にも飛び掛からんばかりに耳を横にしてうなっている。
おみねは気持ちが悪く思い、夫にそのことを話してみた。

 夫が妻の姿をして便所に行くとやはり、玉は同じ素振りをする、庄右衛門はいよいよあやしく思い、隠し持っていた刀で猫の首を振り落とした瞬間、首は宙を飛び屋根裏にひそんでいた大蛇にかみついた。
 この大蛇は、70数年前に三毛犬、四毛犬に殺された古狸の怨念の血をなめた大蛇が、いつかいつの日か仕返しをしようとねらっていたが、玉が守っているため手出しできなかったのだった。
 この事を知った夫婦は大いにくやみ村人にこの事を伝え、村の安泰を守ってくれた猫のなきがらを手厚く葬り、堂を建て春秋2回の供養を行ったという。』


こんな伝説です〜

こちら猫ー焼け焦がげたとこがあります

線香で焼けたのかイタズラなのかわかりませんが

あとー、捨て猫も多いとこでも有名なんです

身勝手な飼い主により(怒)

ここは供養するとこです

捨てるとこではないです(怒)

大切にする人は動物もわかりますー


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